2018年1月14日

国民健康保険で高所得者の負担増へ

厚生労働省は、2018年度から自営業者が払う国民健康保険の保険料について、支払い上限額を引き上げることを発表しました。

国民健康保険は各自治体がそれぞれの財政事情に合わせて加入者の年収ごとに保険料を定めていますが、年間の支払上限額は国が決めており、現在年73万円となっている上限額が2018年度から77万円に引き上げられます。

上限となる年収は自治体ごとに違いますが、厚生労働省によると平均で年収1,070万円以上の人が対象となるとのことです。

国民健康保険の支払上限額の引き上げは2年ぶりで対象となるのは加入世帯のうち2%弱、40万世帯程度とみられていますが、その一方で年収1,000万円を下回る中所得者層の保険料は下げ、徴収する保険料の総額は変わらないとしています。

政府は先日、多様な働き方を促すために2020年から自営業者の所得税を減税することを発表しましたが、所得が多い自営業者にとっては国民健康保険料の上限が引き上げられると、こうした減税の効果が打ち消されることになります。