最低賃金の引き上げ目安が28円となり過去最大へ

厚生労働省の中央最低賃金審議会の小委員会は、1時間あたりの最低賃金について、現在902円の全国加重平均を28円引き上げ、930円にする目安を発表しました。

コロナ禍対応で昨年の引き上げ幅は1円だったが、今年は政府の方針も踏まえ、再び上昇ペースが速まる見通しになりました。

最低賃金は中央審議会の目安を参考に、都道府県ごとの審議会が実際の引き上げ幅を決める仕組みになっています。

通常、目安は物価などをもとに分けたA~Dの地域ごとに示されますが、今回は全地域が28円となりました。

これは1978年度に現制度が始まって以来最大の上げ幅であり、山形県では現在の最低賃金が1時間あたり793円ですが、28円引き上げされると1時間あたり821円になる予定です。

また、全地域で最低賃金が28円引き上げされれば、全都道府県の最低賃金が初めて800円を上回ることになりますが、使用者側からは人件費が上がり経営を圧迫することになるため、反対意見が多く出ました。