山形県内の企業のベースアップは・・・?

社会保険労務士の佐藤啓一郎です。

最近、日本経済新聞を読んでいると、2014年に多くの企業でベースアップを実施するという記事をよく見かけます。ベースアップとは、会社が全従業員の賃金を一斉に引き上げることで、従業員の方にとってはありがたいことなのですが、会社にとっては退職金や賞与なども含めて今後の人件費の増加につながります。

景気が良くなり業績が回復したために、ベースアップを行う会社が多いとのことですが、ここ山形県ではどうかと言うと、有効求人倍率が16年ぶりに1.1倍を超えるなど景気回復の兆しが見えるものの、実際にベースアップを行うのは厳しいという声が多いようです。

4月からは消費税もアップして、給与が上がらなければ実質的な賃金は目減りしてしまうことになるため、ベースアップが行われるかどうかは、今後の個人消費にも大きな影響を与えるものと思われます。